収蔵品展
日本画家・高嶋祥光─誰か知る心の花を
北村山郡楯岡町(現在、村山市)に生まれた高嶋祥光(1894-1987、本名 孝蔵)は、画家を志して上京し、太平洋画会研究所や山形市出身の南画家後藤松亭に学んだのち、山内多門、小室翠雲に師事し、帝展に入選を重ねます。1945年の東京空襲で罹災、多くの貴重な画稿、資料、作品はすべて灰燼に帰しました。山形市に引き上げた高嶋祥光は、戦後、美術団体「春光会」創設するなど、山形から日本画の振興に尽力していきました。
本展では、1938年に陸軍省嘱託従軍画家として北支に派遣され描いた《黄河作戦従軍絵巻》と、空襲の焼け跡から救い出された取材のスケッチ帖をはじめ、子どもの遊びを題材とした《童心懐古》(六曲一双屏風)など、風土と民俗への郷愁あふれる作品を紹介します。
高嶋祥光は「誰知花心」と書き、「花に違いがあるように自分の個性を発揮して絵をかくように」と教えました。
没後35年となる高嶋祥光の日本画の魅力をご覧ください。
会期 | 2022年11月3日(木祝)─20日(日) |
---|---|
会場 | 山形美術館 2階 |
開館時間 | 午前10:00〜午後5:00(入館は午後4:30まで) |
休館日 | 11月7日(月)、14日(月) |
入館料 | 一般1,000円、高大生600円、小中生400円 (同時開催の「北国の叙情─髙野元孝油絵展」、および1階の展示[長谷川コレクション、吉野石膏コレクション]をご覧いただけます) ※20名以上の団体料金は当日料金の各2割引 ※会期中の土・日曜日の午前は中学生以下の観覧料無料 ※障がい者手帳をご提示の方と付添者1名は当日料金の半額 ※山形美術館キャンパスメンバーズ制度登録校の学生は学生証の提示により無料 |
主催 | 山形美術館、山形新聞、山形放送、山形県 |
共催 | 公益財団法人山形県生涯学習文化財団 |
後援 | 山形市 |
お問い合わせ | 山形美術館 990-0046 山形市大手町1-63 Tel.023-622-3090 Fax.023-622-3145 |
【感染症予防のためのお願い】
・発熱、せき、咽頭痛など風邪の症状がある方、体調のすぐれない方のご来館はご遠慮ください。
・館内ではマスクの着用をお願いいたします。
・館内設置のアルコール消毒液等で、手指の消毒・除菌にご協力ください。
・入口等での検温にご協力をお願いいたします。検温により37.5℃以上の方のご入館はご遠慮ください。
・展示室内では他の方と1.5メートル以上の距離をあけてご鑑賞ください。
・お客様同士の近距離での発声はご遠慮ください。
・展示室内の混雑を緩和するため、入場制限を行う場合があります。
・体調が急変した場合は、美術館スタッフにお申し出ください。
感染症の拡大状況により、開催内容が変更になる場合があります。
詳細については当館webサイト、Facebook、Twitterでご確認ください。
令和4年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業