平成28年度 文化庁 文化芸術による地域活性化・国際発信推進事業
山美のフランス絵画すべて見せます
吉野石膏コレクション・服部コレクション
当館収蔵品2つのコレクションより、19-20世紀のフランス絵画を紹介する展覧会です。吉野石膏株式会社と吉野石膏美術振興財団より1991年から継続的に寄託されている吉野石膏コレクションは、印象派を中心に、バルビゾン派からエコール・ド・パリまでの優品が揃っていることで高い評価を受けています。また、1985年の本館新設時に収集した服部コレクションも、戦後の現代フランス絵画の巨匠たちによる質の高い作品群として広く知られています。これらを一堂に会し、19世紀半ばから20世紀までのフランス絵画の流れを紹介します。また関連イヴェントとして、地元大学の研究者や吉野石膏コレクションの調査を担当した修復家による市民向けの講演会を企画しております。山形におけるフランス絵画コレクションの魅力をじっくり味わっていただく機会となるよう願っております。
展覧会チラシPDF (1.7MB)
展示リストPDF(108KB)
主な展示作品【吉野石膏コレクション】
カミーユ・ピサロ《モンフーコーの冬の池、雪の効果》1875年
エドゥワール・マネ《イザベル・ルモニエの肖像》1879年頃
クロード・モネ《睡蓮》1906年
ヴァシリー・カンディンスキー《緑色の結合》1926年
ジョルジュ・ルオー《法官たち》1908年
パブロ・ピカソ《マリ=テレーズの肖像》1937年
マルク・シャガール《逆さ世界のヴァイオリン弾き》1929年 ほか
主な展示作品【服部コレクション】
ジョルジュ・ルオー《告発されたピエロ》1953-56年
パブロ・ピカソ《剣を持つ男》1969年
マルク・シャガール《花嫁の回想》1979年
ポール・アイズピリ《ブイヤベース料理》1953年
ベルナール・ビュッフェ《馬の頭ガイ骨》1954年
クロード・ワイズバッシュ《芸術愛好家》1980年 ほか
*下記は展示替えがございますのでご注意ください。
【前期展示】ルノワール《シュザンヌ・アダンの肖像》、モネ《日傘をさす婦人》
【後期展示】ドガ《踊り子たち、ピンクと緑》、モネ《サンジェルマンの森の中で》、モネ《テムズ川のチャリング・クロス橋》
*貸出中につき吉野石膏コレクションは一部展示しない作品があります。
詳しくは展示リストにてご確認ください。
会期 | 2016/12/1(木)〜2017/1/29(日) (前期:12/1〜12/27 、後期:1/4〜1/29) |
---|---|
会場 | 山形美術館 第1〜3展示室 |
開館時間 | 午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 月曜日 (1/9開館、1/10休館)、年末年始 (12/28〜1/3) |
入場料 | 一般 800円、高大生 600円、小中生 400円、 20名以上の団体は各2割引。土曜日は中学生以下無料、 障がい者手帳とその付添者1名は各半額、 キャンパスメンバーズ制度登録校の学生は無料 |
主催 | 山形美術館、山形新聞・山形放送、山形県 |
共催 | 公益財団法人山形県生涯学習文化財団 |
後援 | 山形市 |
協力 | 吉野石膏株式会社、公益財団法人吉野石膏美術振興財団、森絵画保存修復工房 |
カミーユ・ピサロ《モンフーコーの冬の池、雪の効果》1875年 吉野石膏コレクション
エドガー・ドガ《踊り子たち、ピンクと緑》1894年 吉野石膏コレクション *後期(1月)のみの展示となります
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ《白い花瓶のバラ》1886年 吉野石膏コレクション
ヴァシリー・カンディンスキー《緑色の結合》1926年 吉野石膏コレクション
モイーズ・キスリング《ジョゼット》1934年 服部コレクション
モーリス・ユトリロ《アトリエ座》1925年 服部コレクション
関連イベント
【講演会】「ピカソの「秘密の家族」図〜《マリ=テレーズの肖像》(1937年)の考察〜」
2016年12月11日(日) 13:30〜15:00
安發和彰氏 (東北芸術工科大学美術史・文化財保存修復学科准教授)
【講演会】「技法を読み解く ─吉野石膏コレクション作品調査報告─」
2016年12月18日(日) 13:30〜15:00
森 直義氏 (修復家・森絵画保存修復工房代表)
*森絵画保存修復工房ホームページ
【ミュージアム・コンサート】「山形交響楽団メンバーによる名画を楽しむニューイヤー・コンサート」
2017年1月8日(日) 14:00〜15:00
山形交響楽団メンバーによる金管三重奏
*詳しくはコチラ