収蔵品展
おかざき世界子ども美術博物館所蔵
世界の巨匠たちが子どもだったころ
平成30年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業
本展は、おかざき世界子ども美術博物館(愛知県岡崎市)の所蔵品から、世界を代表する巨匠たちが子どもだった頃に描いた作品、124点を厳選して紹介します。10代ですでに卓越した写生力や色彩感覚をうかがわせる作品、あるいは形式や技法にこだわらず、絵を描くことに対するひたむきさが感じられる作品は巨匠たちの原点ととらえることができるかもしれません。
おかざき世界子ども美術博物館は開館以来「子どもたちの創造意欲を高める作品」「子どもたちに芸術の世界を身近に感じさせる作品」「子どもたちの国際的視野を養うことのできる作品」をコンセプトに作品収集に努め、鑑賞と創作活動が一体化した参加型ミュージアムの活動を行っています。
本展では、自分と同じ年代に制作された美術家たちの作品鑑賞を通して芸術の多様な世界を身近に感じると同時に、「見て、考えて、作る」ワークショップなども実施します。
新しい時代を切り開いていく子どもたちの既成概念にとらわれない自由な発想や創造力を豊かにする機会とします。
【展示作品】
モネ、ムンク、ピカソ、岸田劉生、青木繁、三輪晁勢、平山郁夫、中島千波、田中一光、横尾忠則ら85作家が10代に描いた作品124点。
また、出品作家の巨匠となった時代の作品を、山形美術館収蔵作品から7点併せて展示。
・モネ《ヴェルノン教会の眺め》1883年 油彩・カンヴァス 吉野石膏コレクション
・ピカソ《青い背景の婦人像》1963年 油彩・カンヴァス 服部コレクション
・ビュッフェ《馬の頭ガイ骨》1954年 油彩・カンヴァス 服部コレクション
・カシニョール《公園風景》1984年 油彩・カンヴァス 服部コレクション
・安井曾太郎《蝦》1952年 油彩・カンヴァス
・岸田劉生《麗子坐像》1920年 水彩・紙 吉野石膏コレクション
・平山郁夫《絲綢之路天空》1982年 紙本彩色・屏風 吉野石膏コレクション
会期 | 2018年7月20日(金) 〜 2018年8月26日(日) |
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休館日 | 毎週月曜日 |
開催時間 | 午前10時〜午後5時 (入館は午後4時半まで) |
入館料 | 一般 1,000円、高大生 800円、中学生以下の方は入場無料 (県民共済のメセナ活動) 20名以上の団体は各2割引。障がい者とその付添者1名は各半額。 キャンパスメンバーズ制度登録校の学生は無料 |
主催 | 山形美術館、山形新聞、山形放送、山形県 |
共催 | 公益財団法人山形県生涯学習文化財団 |
後援 | 山形市 |
特別協賛 | 山形県民共済生活協同組合 |
特別協力 | おかざき世界子ども美術博物館 |
企画協力 | 株式会社アートワン |
クロード・モネ 17歳 《ノルマンディーの断崖》1857年 紙、鉛筆
エドヴァルド・ムンク 18歳 《雪景色の中の少年》1881年 板、油彩
アンリ・トゥールーズ・ロートレック 17歳 《馬上の二人の兵士》1881年 板、油彩
エゴン・シーレ 16歳 《画家の姉、メラニー・シーレ》1906年 紙、赤褐色チョーク
安井曾太郎 16歳 《肖像(老婆)》1904年 紙、コンテ
岸田劉生 16歳 《秋》1907年 紙、水彩
村山槐多 19歳 《少女》1915年 紙、鉛筆
三輪晁勢 18歳 《椿の図》1919年 絹本着彩
田中一光 19歳 《ヨーロッパの風景》1949年 紙、泥絵具 © Ikko Tanaka 1949 / licensed by DNPartcom
※所蔵はすべておかざき世界子ども美術博物館
関連イベント
【オープニングトーク】
2018年7月20日(金) 13:30〜
村松和明氏 (おかざき世界子ども美術博物館副館長代行) *終了しました。
【造形体験コーナー】
「きみも芸術家になろう! ものづくりを楽しく体験しよう」
会期中、いろいろな造形を体験できるコーナーを設置 (美術館2階)
企画協力:松村泰三氏 (東北芸術工科大学美術科総合美術コース准教授)
【ワークショップ】
「おもしろ草花とみんなの木」8月4日(土) 13:30〜 *終了しました
講師:布施あかね氏 (東北文教大学短期大学部非常勤講師)
参加ご希望の方はメールか電話で山形美術館までお申し込みください
【ワークショップ】
「キッズ・アーティスト・プロジェクト」8月12日(日) 13:30〜
協力:東北芸術工科大学美術科総合美術コース松村泰三研究室
参加ご希望の方はメールか電話で山形美術館までお申し込みください
【担当学芸員によるギャラリー・トーク】
7月27日(金)以降の毎週金曜日10:30から約30分