収蔵品展
【展覧会概要】
長谷川コレクションは、1968年に当時の山形銀行の会長・長谷川吉郎氏より寄贈された東洋日本美術の作品に由来します。1994年に現きらやか銀行相談役・長谷川憲治氏、また1995年には現在の山形銀行頭取・長谷川吉茂氏からの追加寄贈により、狩野派、円山四条派、 文人画など江戸から明治にかけての絵画・書・工芸を中心に、重要文化財の与謝蕪村《奥の細道図屏風 》をはじめ、松尾芭蕉、谷文晁、渡辺崋山、横山華山、川合玉堂らの11件の山形県指定有形文化財を含む、当館を代表するコレクションとなりました。
服部コレクションは、山形美術館初代館長・服部敬雄の名前を冠した、1985年の新館建設を機に収集したフランス美術のコレクションです。20世紀の芸術の都パリで活躍したルオー、シャガール、ピカソ、ヴラマンクらに加え、戦後のフランス画壇の作家たちが並びます。20世紀のフランス絵画の流れを概観できる、当館の常設展示に欠かせない存在です。
本展覧会では、これら2つのコレクションから選りすぐりの作品を展示し、山形美術館の収蔵品の魅力を紹介いたします。あわせて山形出身の近代彫刻家・新海竹太郎と、その甥の彫刻家・新海竹蔵の作品も特別展示いたします。
【主な展示作品】
与謝蕪村《奥の細道図屏風》重要文化財(レプリカ展示)
谷文晁《熊野舟行図》山形県指定有形文化財
《慈母観音図》山形県指定有形文化財
田能村直入《福禄寿図》
野口幽谷《菊鶉図》ほか
パブロ・ピカソ《剣を持つ男》
ジョルジュ・ルオー《告発されたピエロ》
モーリス・ユトリロ《アトリエ座》
マルク・シャガール《花嫁の回想》
ベルナール・ビュッフェ《馬の頭ガイ骨》
ポール・アイズピリ《ブイヤベース料理》
クロード・ワイズバッシュ《芸術愛好家》ほか
新海竹太郎《かめぶろ》
新海竹蔵《結髪》 ほか
【イベント】
担当学芸員によるギャラリートーク(20分程度)を開催します。
当日入館者はどなたでも参加できます。
●「服部コレクションについて」
2019年12月22日(日)14:00〜
●「長谷川コレクションについて」
2020年1月5日(日) 14:00〜
●「新海竹太郎、竹蔵の彫刻について」
2020年1月19日(日) 14:00〜
【同時開催】
「北斎づくし 漫画から富士まで」
本展と共通料金でご覧いただけます。
展覧会概要やイヴェントは下記URLリンク先をご覧ください。
http://www.yamagata-art-museum.or.jp/exhibition/3076.html
会期 | 2019年12月5日(木)〜2020年1月26日(日) |
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休館日 | 12月9、16、23日、28〜2020年1月3日(年末年始)、6、14、20日 |
開館時間 | 午前10:00〜午後5:00(入館は午後4:30まで) |
入館料 | 一般 800円、高大生 600円、小中生 400円 土曜日は中学生以下無料 20名以上の団体は各2割引、障がい者とその付添者1名は各半額 ※キャンパスメンバーズ制度登録校の学生は無料 ※「北斎づくし 漫画から富士まで」と共通料金 |
主催 | 山形美術館、山形新聞、山形放送 |
共催 | 山形県、公益財団法人山形県生涯学習文化財団 |
後援 | 山形市 |