描く女性たち
美術の歴史に名を残してきた作家-その多くは男性が占める傾向があります。しかし、男性中心の美術界に身を置きながらも、生涯を通じ自らの表現を追求し、目覚ましい活躍を見せた女性作家たちの姿がありました。山形市出身で独立美術協会や女流画家協会で活躍し、日本における女性洋画家の先駆的存在となった桜井浜江(1908-2007)もその一人といえます。 本展では収蔵品から桜井を中心に、清原雪信(1643-1682)、島成園(1892-1970)、峰村リツ子(1907-1995)など近世から戦後までの女性作家のほか、米沢出身の日本画家・吉池青園(1896-1924)、県美展や東北現代美術協会(北展)を中心に活躍した岩田ちよ(1917-1999)ら山形ゆかりの作家の作品を紹介します。
【主な作品】
桜井浜江《人物(赤い風景)》1940年、《樹》1965年頃、《立つ》1968年
石川丹麗《華水汲図》1917年
吉池青園《日めくり》1915年頃
岩田ちよ《コバルトバイオレット》1968年 など
会期 | 2020年11月17日(火)〜12月6日(日) |
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休館日 | 月曜日(11月23日は開館、翌11月24日は休館) |
開館時間 | 午前10:00〜午後5:00(入館は午後4:30まで) |
入館料 | 一般 800円、高大生 400円、小中生 200円 11月29日(日)まで山形県「文化芸術の秋キャンペーン」利用で、一般550円、小中高生無料 ※20名以上の団体は各2割引、土曜日は中学生以下無料、障がい者とその付添者1名は各半額 ※キャンパスメンバーズ制度登録校の学生は学生証の提示で無料 |
主催 | 山形美術館、山形新聞・山形放送 |
共催 | 山形県、公益財団法人山形県生涯学習文化財団 |
後援 | 山形市 |
お問い合わせ | 山形美術館 Tel.023-622-3090 Fax.023-622-3145 |
桜井浜江《人物(赤い風景)》1940年
桜井浜江《壺》1947年頃
桜井浜江《臥像》1951年
桜井浜江《樹》1965年頃
桜井浜江《立つ》1968年
吉池青園《日めくり》1915年頃
岩田ちよ《コバルトバイオレット》1968年
島成園《梅川》(山)長谷川コレクション
関連イベント
【創作ダンス「念と芻」】桜井浜江の『樹』と『立つ』を踊る
山形大学地域教育文化研究科文化創造専攻造形芸術学科の加藤由美氏による創作ダンス動画を、YouTube「公益財団法人 山形美術館 公式チャンネル」で公開中。
https://www.youtube.com/channel/UCrrLNQSmGpVGnm3Z758VGfQ?view_as=subscriber【ギャラリートーク】学芸員によるミニギャラリートーク
学芸員が展示作品の見どころを解説します。 、28日(各土曜日)14:00〜(30分程度)
2020年11月21日(終了しました)
対象:全年齢
料金:無料(当日の入館料が必要。会員や招待券など無料で入館した方も聴講可)
【ツアー】美術館こども探検ツアー(定員に達したため受付を終了しました)
小・中学生を対象に、クイズや作品鑑賞のポイント解説を交えながら美術館内を探検。参加者には記念品をプレゼント。
2020年11月22日(日)10:30〜(45分程度)
対象:小・中学生 10名程度(保護者同伴も可)
料金:小・中学生 無料、保護者 入館料(やまがた文化応援キャンペーン利用で550円)