収蔵品展
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まるごと馬場のぼる展
描いた つくった 楽しんだ ニャゴ!
絵本「11ぴきのねこ」シリーズの作者として知られる漫画家・馬場のぼる(1927〜2001)を紹介する展覧会を開催します。青森県三戸町に生まれた馬場は、幼い頃から絵を描くことが好きな少年でした。1948年に漫画家としてデビューし、翌年に上京。子ども向けの連載漫画『ポストくん』が評判となり、手塚治虫や福井英一とともに「児童漫画界の三羽ガラス」と呼ばれるほどの人気作家となりました。その後週刊漫画雑誌や新聞にも連載漫画を発表しながら、絵本の世界へも活躍の場を広げていきます。1967年、第1作『11ぴきのねこ』が誕生。以降6冊の絵本と関連作による同シリーズは、今日でも多くの人が親しむロングセラーとなっています。馬場が絵本でも漫画でも変わりなく追及したことは、人を和ませる“いい笑い”であり、ほのぼのとした絵柄と深みのあるユーモアにあふれた作品は多くの人の心をとらえています。
本展では馬場の代表的な漫画や絵本の原画のほか、50年間描きためた秘蔵のスケッチブック、絵画や立体作品などを展示します。馬場のぼるの創作世界をまるごとお楽しみください。
まるごと馬場のぼる展チラシ(PDF,1.3MB)
まるごと馬場のぼる展特設ページ(山形新聞社サイト内)
会期 | 2025年4月11日(金)─5月25日(日) |
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開館時間 | 午前10:00〜午後5:00(入館は午後4:30まで) |
休館日 | 毎週月曜日 ※4月28日(月)、5月5日(月祝)は開館、5月7日(水)は休館 |
入館料 | 当日:一般1,200(1,000)円、高大生800(600)円、小中生500(300)円 ※カッコ内は前売り、または団体(20名以上)の料金 ※土曜日と5月5日「こどもの日」は中学生以下無料 ※日曜日午前中はメセナにより中学生以下無料 ※障がい者手帳をご提示の方と付添者1名は当日料金の半額 ※山形美術館キャンパスメンバーズ制度登録校の学生は学生証提示により無料 |
主催 | 山形美術館、山形新聞・山形放送 |
共催 | 山形県、公益財団法人山形県生涯学習文化財団 |
特別協力 | こぐま社 |
協力 | 青森県三戸町 |
企画協力 | hogaraka.art |
後援 | 山形県教育委員会、山形県芸術文化協会、山形市、山形市教育委員会、山形市芸術文化協会 |
お問い合わせ | 山形新聞社事業部:023-642-7955 山形美術館:023-622-3090 |
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『11ぴきのねことへんなねこ』リトグラフ(色校用) 1989年 こぐま社蔵 ©Noboru Baba
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『きつね森の山男』特装版 1999年 こぐま社蔵 ©Noboru Baba
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『ブウタン』原画「幼年ブック」1954年9月号 個人蔵 ©Noboru Baba
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『ばんざい桃太郎』原画「週刊 漫画サンデー」1961年12月2日号 個人蔵 ©Noboru Baba
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『11ぴきのねことあほうどり』ラフスケッチ 1972年 こぐま社蔵 ©Noboru Baba
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『ねこたちよ よくきーけよ、やまねこには なるなーよォー。』1986年頃 墨、水彩・紙 個人蔵 ©Noboru Baba
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『ぶどう畑のアオさん』原画 2001年 こぐま社蔵 ©Noboru Baba
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スケッチブック 制作年不詳 墨・紙 個人蔵 ©Noboru Baba
関連イベント
【記念講演会】「11ぴきのねこ」と馬場のぼる先生 〜本物のユーモアを求めつづけて〜
講師:関谷裕子氏(元こぐま社編集長)
日時:2025/4/12(土)13:30-15:00
定員:先着100名
【写真撮影会】青森県三戸町から「11ぴきのねこ」がやってくる!
日時:2025/4/13(日)、4/26(土)、5/5(月祝) 各日10:30-、13:30-(それぞれ20分程度)
定員:各回先着50組
※各回30分前に1階受付で整理券をお受け取りください
※カメラは各自ご持参ください。撮影は、1グループにつき1枚となります
【絵本の読み聞かせ】東北文教大学児童文化部による読み聞かせ
日時:2025/4/27(日)、5/11(日) 各日10:30-、11:30-
協力:東北文教大学児童文化部
定員:各回最大80人
【浪曲と人形劇】「きつね森の山男」(有料)
日時:2025/4/20(日)10:30-12:00、13:30-15:00
キャスト:真山隼人(浪曲師)、沢村さくら(曲師)、西村和子、三木孝信(人形操演)[人形劇団クラルテ]
※レクチャー「浪曲って?」付き
※人形劇専用チケット(当日入館料込み)が必要です。詳細は下記リンク先をご覧ください
【来場特典】ぬりえプレゼント
ご来場のお子さま(中学生以下)に「11ぴきのねこ」のぬりえをプレゼントします。
※お一人につき1枚までとなります
※イベント会場はすべて山形美術館3階となります。
※イベントの最新情報は当館webサイトの「イベント・トピックス」でご確認ください